ぼかさち管理人のブログです


by xaby_bokasachi

初音ミク考察。

初音ミクを始めとするボーカロイドを取り巻いている状況について
個人的にいろいろ思うことがあるので考察してみたいと思います。

興味がない人は読まないでください。
自己満足が入ってますから。

公平にデータを扱うべきサイトで管理人の個人的考え方を述べるのは
あまり好ましくないと思うのですが、ブログは別ということで勘弁してください。


個人的に気になったきっかけが二つあります。

①プロの間にも仮歌用として使用する人が出てきたということ
②ボーカロイドを歌った歌(キャラソン)の人気が息を吹き返してきたということ


①についてです。
初音ミクに関してはプロや本格的に音楽をやっている人からの評判はそこまでいいものではありませんでした。
本物の歌手に比べれば不自然なかんじは否めませんし
機材、環境、人材とすべて揃っている人からすれば、
わざわざ人工音声を利用して面倒なことをする必要はありませんからね。

そもそも、作者側で初音ミクを利用する人が増えたのは
歌曲を作っても歌わせる人がいないという人のニーズに答えたソフトだったからです。
また、ニコニコ動画という曲の感想が直接もらえる発表の場があったためです。

ですから、そういった状況とは無縁の製作者からすれば
所詮はオタクのおもちゃという認識の人が大半だったようです。
まぁ、そうでしょうね。
しかし、最近になって製作現場でも仮歌用として使用しているという人が出てきました。
キャラクターを抜きとしたツールとして評価され始めたということでしょうか。


②の話を絡めながら続きを書きたいと思います。
主な発表の場であるニコニコ動画での流行の大まかな流れとして

ニコニコ動画流行曲カバー→作者オリジナル曲(ボーカロイドキャクターソング)
→作者オリジナル曲(オリジナル歌詞)

となっています。
オリジナル曲の増加に伴い、各作者にファンがつくようになりました。
当初は、初音ミクがキャラクターとして人気を得たのですが
作者側に目が行くようになったということです。

自分は、このまま作者重視の流れに行くと思ったのですが、
ここに来て初期に流行ったキャラクターソングがまた流行りはじめました。
視聴者が作者偏重の流れを嫌ったように自分は捉えました。


一番初音ミクをツールとして上手く使っているのはオリジナル曲を投稿している作者だと自分は思っています。
逆に一番キャラクターとして捉えているのは視聴者、特に主に二次創作を行うタイプの人ではないでしょうか。

初音ミクの初期の定着にキャラクター人気は不可欠だったと思います。
そうでなければ他の初期Vocaloidと同じような認知しかされなかったでしょう。
故にキャラクターとツールという二面性を持つソフトになってしまったように思います。
キャラクター人気が先行したため、ツールとしてなかなか見てもらえないというジレンマを同時にもつことになりましたが・・・。

現状、キャラクターとツールの2層の支持層がいるわけになります。
本来の用途を考えるとツールとして評価されだしたのはいい傾向だと思います。
いい傾向なんですが、ちょっと面白い方向に進んでいるようです。


ツール・楽器として評価されだしたということは、作者偏重の流れから行って妥当だと思います。
使い方は作者によって違いますから、当然ファンは分散します。
が、ここに来て初期に流行り廃れたキャラクターソングがまた流行りだした。

視聴者が、同一のアイデンティティを求めたということだと思います。
当初は一つのキャラクターとしてファン同士が円満に活動できていたのに、
異なる作者のファン間で少しずつ小競り合いが生じるようになったためです。


例えが難しいですが

ある歌手Aがいて歌手Aのファンがいるとします。
歌手Aは作曲家Bと作曲家Cから楽曲の提供を受けています。

Bの作る曲が好きなファンもいればCの作る曲が好きなファンもいます。
逆に、Bの作る曲が気に入らないファンやCの作る曲が気に入らないファンもいます。

それでそのギクシャクした雰囲気を嫌ったファンが歌手A自身に曲を作って歌ってくれとなったわけです。


通常、商業音楽などで作曲家が注目を浴びるということはあまりあないと思います。
歌っている歌手に注目が集まりますよね。

この歌手は初音ミクに該当するのですが、初音ミクに人格はありません。
ツールですからね。
この人格を補完しているのがキャラクターだと自分は捕らえています。
ですから、歌手自身の歌を歌うとなるとキャラクターソングになってしまうわけですね。


ツールが先行すれば作者偏重になりファンが分散し小競り合いが生じる。
→視聴者にとって好ましい雰囲気とは言えない。
キャラクターが先行すれば萌え・オタクのおもちゃといったイメージが先行する。
→製作者にとっては変な偏見は避けたい。


二面性を持った故にツールとキャラクターのバランスが難しくなっているようです。

支持層が広大で磐石ならば作者偏重によるファン分散は痛くも痒くもないでしょうが、
現状の磐石とは呼べない支持数ではファン分散は厳しいようです。
こればかりは支持人口が増えないとどうしようもないですね。
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by xaby_bokasachi | 2008-02-06 05:42 | 考察